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第6回[2004/04/23]

参加者

研究会メンバー:大坪、大平、児玉、櫻井、佐藤、中西、二村、山本(芳)
アシスタント:山本(哲)、杉本、肥田、早川

出張計画

佐藤: 

今年度の予算や大まかな計画などを決めたい。資料に予算案などが記載してある。
  まず皆さんが計画している出張などの予算を出してほしい。大平さんからは既に具体的な出張計画を出してもらった。
 今年度の直接経費は810万。外国旅費が全体の40パーセントを超える場合には相応の理由が必要になるので、大体320万円くらいが使える。
 今年度から法学研究科から山本先生に入ってもらう。新垣先生がハーバードに客員教授ということで行った。日本に滞在しなければいけない日数に規定があるので、グループの研究者から外れる。共同研究者として一部負担はできる。

大平: 

私の出張計画はあくまで案であって、まだ決定している訳ではない。

中西: 定形先生からボスニアに8月20日から5日間、“サラエボにおける紛争と市民社会の構築”の調査に行きたいと伝言を受けた。今日はどうしても出席できないらしい。

佐藤: 

研究者は9名になるので、1名あたり35〜6万円になる。大平先生の計画は、このままで良いと思う。他の先生で見積もりをたててある人はいるか?

中西: 

夏休みに10日ほど、イランとトルコに行く。

二村:

私も夏に行こうと考えているが、こちらの予算は使わなくても済むかもしれない。もう少し後にならないと可能かどうか分からない。まだ大丈夫か?

佐藤: 

もちろん今の段階では、見込みとしてこのくらいを分けるというだけなので、これから変わっていく。

児玉: 

ハンガリーに行く。9日間くらいになるので、35万円以下くらいになるだろう。

山本: 

カナダのセキュリティのマネージメントに10日ほど行く。

佐藤: 

私はスリランカに、6月10日から5日間くらい調査に行こうと考えている。

櫻井: 

私はすでに5回くらい海外に行く予定になっている。ただ、この研究会の関連では行かないかもしれない。

研究会の進め方

佐藤: 

昨年度と同じように、10万円以上の予算を使う場合には皆さんの承認を得る。それ以下の場合には、私が代表の決済ということで済ませたい。
  今年度の目的と実施計画を資料に記載してある。イラクの人道支援や復興支援など、山本先生のコメントも入れてある。昨年度と同じように、このような2時間程度の実務的な話し合いを持ち、その後に公開研究会を開く。これを2ヶ月に1度くらいのペースで行う。次回は6月18日。公開研究会は、専修大学の狐崎先生ということで決まっている。
  去年から若手研究会というものができている。RAの山本(哲)さんが中心になっている。名古屋大学の大学院生が中心。彼らの費用も考えないといけない。

* * *

研究内容については、今日大坪先生に出張報告を兼ねて、世銀がやっているフレームワークの素案を中心に報告してもらう。皆さんそれぞれの専門分野を持っている訳だが、共同研究なので、共通のものを作っていかないといけない。世銀のフレームワークは、そのための参考になるだろう。
 やはり共通の事例とか地域を作っていくべきだろう。スリランカには日本政府が平和構築ということで入っており、地域紛争も比較的限られている。JBICが協力してくれるとかなり研究も進めやすいだろうし、スリランカが1つの研究対象になるのではないか。
 もちろん皆さんの専門は活かしていく。その上で、共通の地域を決めて、その地域に対して、経済や社会学などそれぞれの専門分野からアプローチをしていくのが良いのではないか。そうしないと、各地域の地域研究で終わってしまう。これまで拡散傾向にあったものを収束していくことを目指さなければならない。

中西:

1つ提案がある。報告書を出した方が良いのではないか。そういうものを積み上げていかないと、本という形にまでいかない。

児玉: 

それに関連して1つ提案がある。資料として本を配った。この位のサイズのものを、次々と出していくのが良いのではないか。それはワーキングペーパーと言っても良いし、ブックレットと言っても良い。例えば紛争解決と国際NGOなど1つのテーマで1冊、書き直せば1つの章になるというものを出していくと良いのではないか。こうした形ならば、院生でも書きやすい。

山本: 

そういう方法は、他の研究会でも行われている。1つのトピックに関して色々な研究をする訳だが、それぞれの研究や調査に行った時などにバックグラウンドペーパーとして残していく。最終的に、それらを積み上げたものとして、大きな最終報告書になる。

児玉: 

この研究会にとっても個人にとっても、それ自体がある程度の業績にもなる。出版社を通している訳ではないので、中途半端なものではあるが、それをもう一度きちんとして本にして出すという形である。
  研究者間の日程を調整する必要性がないという利点もある。できれば年間5本くらいは出して、最後に報告書になるといった感じではどうか?

大坪: 

書く側としては、そういう方法の方が書きやすい。書いたものはホームページで公開してもらう。

児玉: 

公開研究会も原稿をもらえれば残していく。武者小路先生がやってらっしゃった「人間の安全保障」は、かなりこうした形で進めていた。

中西: 

それを年度末にまとめて冊子にするのか?

児玉: 

する場合もしない場合もあるくらいで良いだろう。

大坪: 

何に使うか、どうまとめるかというのは、後の方で決めれば良いのではないか。とりあえず、書いたものを溜めていかないといけない。

大平: 

溜まってから分けていく作業も必要である。

大坪: 

どういう分野で書くというのは大体メドが立っている。後は、それらをどう組み合わせるのか。
 きちんと外に出す本となるとなかなか書けないが、ワーキングペーパーのようなものなら残していきやすい。

児玉: 

2種類あっても良いだろう。1つはワーキングペーパーのようなもの。表紙だけはきちんとして、後は普通の紙をホッチキスでまとめただけで良い。内部で配って、それを基にディスカッションする。
 もう1つは、もう少しレベルアップした内容で、単に出版社を通していないだけというもの。それを書き直して、最終的には本にしていく。

佐藤: 

その場合にはある程度のまとまり、巻ごとのテーマみたいなものを考える必要があるか?

児玉: 

それに越したことはないが、決めてしまってから書き始めるというのは難しい。それよりも、とりあえず書けるものをどんどんと出していく方が良い。最終的にまとめる際に、共通のテーマとは何かを含めて書き直していくことが必要になる。

佐藤: 

何らかの形にしていかないといけない。昨年度は、海外出張から帰ってきてからのフォローアップもあまりできなかった。海外出張も含めた形で、ぜひワーキングペーパーにしてもらえるとありがたい。

* * *

佐藤: 

若手研究会の方はどうなっているのか?

山本(哲): 

先生方の動向を追いかける形で進めている。現在はウェブ辞書のようなものを作ろうと考えている。

佐藤: 

そうしたことをしてくれるのも嬉しいが、あなたたちも研究者の卵だから、ワーキングペーパーのようなコンセプトがあれば書いてもらって良い。

中西: 

予算措置が必要である。

児玉: 

ワーキングペーパーの場合には、文章もあまり長くないだろう。それをフォーマットに当てはめていく。
 公開研究会に関しては、テープ起こしや要約が必要かを含めて、予算措置を考える必要がある。いずれにせよ、それほど大きな金額が必要になるものではない。

大坪: 

今はホームページに載せた段階で、ワーキングペーパーとして認められる。だから、研究会の関係者くらいの分を印刷するだけで、たくさん印刷する必要はない。

児玉: 

20部くらい作るのなら簡単である。

山本: 

同じフォーマットで作成してあると、見栄えも良い。

大坪: 

こうしたことをやっているというのを、具体的に示すためにも良いだろう。ただ、出張から帰ったら1本といった決め方ではなくて、できるだけ自由な形にしてほしい。内容的なことは、前に佐藤先生が言ったような分担で書くのは、ある程度書き溜まってからで良い。現時点では、平和構築や紛争解決といったものについて、それぞれの立場から書く。

佐藤: 

では、ワーキングペーパー方式で、最低1本くらいは書いてもらう。ペースはお任せで。

* * *

佐藤: 

前回ニュースレターの話が出ていた。

児玉: 

ニュースレターは業績にならないし、簡単な書籍の方が良いと思う。それを200部くらい印刷して配る。

佐藤: 

では、ニュースレターは未決定にして、ワーキングペーパーという形にする。

児玉: 

もし言い方を変えるとしたら、ワーキングペーパーとブックレット。ブックレットはある程度編集にも入ってもらって、一般の人に配っても遜色のないレベルのものにする。

中西: 

誰に配るのかということが分からないとやりづらい。

児玉: 

やはり関係している研究者にも配れるというくらいのものだろう。

中西: 

ブックレットが一般の人を対象にするなら、例えば国際的な活動を行うNGOや行政など色々な対象が考えられる。それによって内容も変わってくる。どこに向けたものかを決めておいた方が良いのではないか?

大坪: 

この本を見ると方向性が分かる。ワーキングペーパーというと、説のようなものでも平気で書いてしまったりする。しかし、こうした本になるとそうはいかない。テーマだとかイシューだとか、ある程度まとまったものにする必要がある。となると、一般の人は興味があれば読む程度のものを想定している。
 ただその場合、何らかのテーマのようなもので括って出さないと面白味がない。そういう意味では、この分野は出しておきたいというものがあれば決めておきたい。書けと言われても、すぐには書けない分野もあるので。

佐藤: 

できるだけ皆さんの負担にはならないように、今の研究課題を中心にした形で考えていきたい。

* * *

中西: 

現時点で各個人がどういうテーマで書こうとしているのかを集めて、それを見た上で、将来的な展望を考えていくべき。このままでは収束していかない。例えば2段落くらいに、やろうと思っている構想みたいなものを書いてもらえると良い。

佐藤: 

では、テーマと簡単なタイトルと大まかなイメージを提出してもらうことにする。概要をメーリングリストで流すので、なるべく早く返してほしい。
 こちらからもこういう方向でやってもらえないかという提案をする。出版物の巻の構成や担当者までは決めないまでも、テーマについては調整していく。

* * *

児玉: 

ブックレットやワーキングペーパーについて、もう少し詰めておきたい。レイアウトも含めてある程度の作業は必要なので、編集と印刷で予算が必要になる。ニュースレターを止める分の予算を振り分けるような形で、計上しておいてもらえるとやりやすい。

大平: 

どのくらいのニュースレターを想定していたのか?

佐藤: 

3ヶ月ごとということで考えていた。

杉本: 

予算については、こちらから提案している。簡単に説明すると、印刷代が10万円、レイアウトや編集が16万円で、1回あたり26万円。今年度は3回が限度だと考えて計算した。印刷代は部数やページ数によって変わってくる。前回の会議で話が出たので、ある出版社に見積もりをお願いしたが、非常に高くて難しい。

大平: 

以前、ここでディカッションペーパーを出していたが、1回出すのに3万円くらいで出せたと記憶している。部数にもよるが、この予算で十分にカバーできるだろう。最大で120部くらい作っても、1回に5万円くらいしか必要なかった。生協に頼んでいた。ホームページを充実させていくことも重要だろう。

神戸大学との連携

中西: 

ニュースレターに関連する話があるので、皆さんの意見を聞きたい。
 神戸大学から、この研究会と連動して何かできないだろうかという話が来た。それが4〜5ヶ月くらい前。4月19日の案の中に、ニュースレターを発行して、国際平和協力活動や人材育成に関する様々な情報を配布するというものがある。具体的には大学院の国際科学協力に関する取り組みの紹介、JICAやUNHCR、国連大学など間接援助機関の情報の公開を行う。
 もしこの研究会のニュースレターを出すとしたら、今のような内容を含ませた形で発行すれば、そちらの予算を少しもらうことは可能なのではないか。

児玉: 

予算措置はどうなっているのか?

中西: 

文科省の国際協力の予算を付ける。何か1つのプロジェクトをやるというのは考えづらい。落とし所として、若手研究者にも参加してもらってニュースレターの発行をやろうという話が出てきた。

児玉: 

内容も含めてやるということか?

中西: 

はい。こちらのニュースレターに、海外の機関の取り組みなどを入れれば、この予算も使えるということ。但し、労力も必要になる。

佐藤: 

確かにこの研究会には今はあまり予算もないが、今後どうなるか分からない。

児玉: 

名古屋大学としては、やっておいた方が良いだろう。

大坪: 

ただ、一旦始めると継続しないといけないし、高いレベルも求められる。

中西: 

これは予算がなくなったら終わりになってしまう。

大坪: 

研究会の質だとか活動にはあまり関係なく、かえってエネルギーの無駄遣いになってしまうようにも思う。ただ、このニュースレターを読めば、あるいはこのホームページにアクセスすれば、それぞれの分野の最新情報を得られるというのは理想かもしれない。但し、それにはもっと大きな予算と人員とが必要になる。

中西: 

他にも案はあるが、こちらが対応できそうなのは2つくらいしかない。

大坪: 

JBICもそういったものを出している。

中西: 

日本国際問題研究所も出している。

二村: 

大坪先生も言われたように、ニュースレターは出し始めると大変で、編集作業などに多くのエネルギーが必要である。それよりも、書く側にとってはワーキングペーパーやブックレットに集中する方が良いのではないか。ホームページに掲載していくこともできる。

* * *

児玉: 

広い意味での平和学講座のようなもののシステムが、大学でどう設置されているのかをきちんとまとめるのは面白い。

中西: 

それを調べる人に対する人件費をケアする必要がある。あるいは、私たちの調査の過程での副産物を、この中に入れていくこともできる。

児玉: 

同じようなものが、海外においてどう発展しているのかが分かると尚更良い。高い完成度を求めると、現地で調査する必要がある。それはこの予算では難しい。

杉本: 

例えばJICAや世銀など、決まったものの情報を載せていくだけなら、あまり大変ではないだろう。初めの準備だけは少し大変かもしれないが。そうでなく、あちこちの情報や新しい情報を載せるとなると非常に難しくなる。

山本: 

元々、限られた予算と、コンセプトとして継続性を求められるニュースレターとが全く合っていない。継続性が前提となるようなものには使えないということを理解してもらわないといけない。

中西: 

既存のインターンシップ制度の特別枠として運用するのも一案である、と書いてある。

山本: 

これくらいの予算では受け入れ側も困るのではないか。

* * *

児玉: 

もう1度、基本コンセプトを教えてほしい。

中西: 

元々のコンセプトは人材育成のための研究をオールジャパンでやるということだったが、全く予算が足りない。名古屋大学に平和構築研究会が立ち上がっているから、重複するものに予算を付けることはできないということらしい。

山本: 

平和構築としては名古屋大学で立ち上がっているから、他の大学で立ち上げにくくなっているのは事実である。そういう人たちを助けることに使えると良い。

児玉: 

現在、大学などで平和構築の人材育成がどのように行われているのかをまとめるだけでも良いのか?

中西: 

それで良いだろう。

佐藤: 

できるだけ世界の事情を含めて。

山本: 

神戸大学の方でもしたいことがあるだろうから、それを尊重してあげるべき。神戸大学との協力関係を築けると有益である。

中西: 

もし神戸大学でニュースレターを発行してもらうなら、私たちの研究成果も供与する。それが1つの貢献にもなるし、協力関係も持てる。

* * *

児玉: 

データバンクの方が意味はある。

山本(哲): 

もしCDICにデータベースの基礎構築とデータをアップする作業をやってもらえるならば、データの内容自体は若手研究会で作ることもできる。

児玉: 

謝金も払うことにして、若手研究会とCDICで人材育成のデータベースを作ってもらえると良い。

中西: 

若手研究者の活動の場をつくるという趣旨にも合っている。

佐藤: 

若手研究会には、神戸大学からは参加しているのか?

山本(哲): 

参加していない。

中西: 

神戸大学からも人を出してもらえればオールジャパン的になる。では、そういう形で連絡を取ってみる。その後、オールジャパン化の一歩として、学生を出してもらえるよう提案する。

公開研究会

佐藤: 

続いて、公開研究会について決めたい。狐崎先生に6月18日の3時からお願いする。

二村: 

テーマは“中米紛争の収束とその後の平和構築について”。サブタイトルに“グアテマラの事例”。

佐藤: 

それから武者小路先生にお願いしたい。

児玉: 

武者小路先生は大学の非常勤講師として毎週名古屋に来ているから、喜んで来てくれるそうだ。大学の日程と合わせると良い。

佐藤: 

では、児玉先生に連絡を取ってもらう。

児玉: 

週の初めに名古屋に来るようである。

中西: 

防衛大学校の教授をしている孫崎先生を呼びたい。日本のテロ対策など、話してもらえるテーマは多い。どのテーマがこの研究会の目的と合っているのか、詰めないといけない。

佐藤: 

では、連絡を取ってほしい。あと、ヤン・オーグウェルさんにも来てもらえる。児玉先生の紹介で9月から3ヶ月間、客員として来てくれる。その際にお願いしたい。

児玉:

カシミール問題をやっているグハア教授が、5月31日〜6月3日に名古屋に来る。カシミール問題はこの研究会では直接扱わなくても、かなり大きな問題である。話してもらえるとありがたい。

佐藤: 

そういうものは特別研究会として開催する。

中西: 

狐崎先生は6月で確定済みか?

二村: 

依頼済み。武者小路先生は授業との関係で、11月の方が良いだろう。

中西: 

では、孫崎先生を9月に呼びたい。

佐藤: 

日程が合わなければ特別研究会として開催する。川村さんには9月の半ばに1週間、非常勤講師として来てもらう。
 あと、井上さんはUNDP、UNTACからの知り合いで、ソマリアなどにも行った。11月くらいに国内客員で呼ぶことになっている。
 他に、どなたか呼びたい方はいるか?

大平: 

今年ではなくても良いが2名いる。1名は広島の篠田さん。もう1名は関西学院大学の望月さん。この研究会のことは紹介してあるので、来られた時にはオブザーバーとして参加してもらえれば良い。

* * *

佐藤: 

海外から招聘するということはあるか?2月9日のシンポジウムは非常に内容が濃かったということで、お褒めの言葉をいただいた。

中西: 

京都大学の海外客員研究員で来ている方がいる。ハマスなどイスラムのテロ組織の専門家なので、来てもらいたい。

佐藤: 

ぜひ連絡してほしい。山本先生はどうか?

山本: 

平和構築という面で言えば、パブロ・マテウさん。難民が帰還した後、どうやって統合するかというセクションで活動している。
 あと、フレデリック・バークルさん。今はハワイに住んでいるはず。非常勤であちこちに行っている。緊急人道支援の人材育成を一番初めから立ち上げた人物で、歴史の生き証人のような方である。

佐藤: 

フレデリックさんはどういう方なのか?

山本: 

彼は医者、軍人、大学の先生で、かつ政府の官僚である。イラクの復興の計画を立てる仕事の国務省側のヘッドだった。今なら、その話を一番したいだろう。

佐藤: 

日本でやるのはとても良い。いつ頃が良いか?

山本: 

この日程に合わせるのか?

佐藤: 

合わせなくても良い。1人だけで良いのか、ジョイントで何かをやるのかも含めて検討してみてほしい。
 マテウさんはアフガニスタンにいるのか?

山本: 

今はアフガニスタンの国連全体の調整機関にいる。彼は忙しいから、難しいかもしれない。

児玉: 

NGOや国連ということなら、アメリカのチャドウィック・カルチャさんという研究者がいる。ISAの会長やIPRAの事務局長をしたことがある。特に今は国連とNGOとの関係が動いている時なので、良いかもしれない。

* * *

佐藤: 

紛争予防の会議が来年開催される。準備のために東京で開催した会議の簡単な報告をしてほしい。

児玉: 

来年の9月に国連で、NGOと紛争予防の国際会議を開く。それに向けて、各地域で会議を開くことになっている。ヨーロッパは既に開催した。東アジアは南京で開くと決まっていたが、やはり難しいということになった。今は日本で開催するということで調整を進めている。12月か来年の頭くらいにしないと、準備が間に合わないだろう。予算なども含めて考えている。ピースボートも協力してくれそうである。開催地が変わったので、先行きが不透明な状態である。
 準備会で15名くらい来ていたので、本番では40〜50名くらいは呼ばないといけないだろう。この研究会との関わり方も中途半端なので、どう関わっていけば良いのか分からない状態である。

佐藤:

武者小路先生も関わっているのか?

児玉:

国内委員である。

その他

中西: 

先程話題に上がった各自のテーマなどを提出する締め切りを決めてほしい。

佐藤: 

5月10日までに私宛にメールをほしい。

児玉: 

どのくらいのものか?

佐藤: 

テーマと概要が分かれば良い。後でメールを流す。

* * *

山本: 

出張の見積もりを作る時の基準値みたいなものはあるのか?

佐藤: 

地域によって基準値がある。

* * *

大平: 

もし定形さんと出張先が重複するようなら、考え直しても良い。

佐藤: 

確かに全く同じものが2つあると良くないかもしれないので、対応してもらえるとありがたい。

大平: 

では調整してみる。

* * *

佐藤: 

予算の大枠について振り分けてみた。委託費の扱い方なども含めて、担当者と相談して再度調整する。


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